縁あって麦わらの一味の船に乗せてもらっているワノ国の男児モモの助。

時折、なにか訳アリな様子もうかがえるモモの助なんだけど、そんなモモの助をチョッパーが気にかけていた。

(チョッパー)
モモの奴…… 一人放っとくと 何かすごく思いつめた様に塞ぎ込むんだ 話してくれねェけど… あの歳で心に 深い傷をもってるんじゃないかなあ 

ONE PIECE / 尾田栄一郎 巻七十一 P99

モモの助にはなにかつらい体験をしたことが考えられるんだけど、いったい、どんなことがあったんだろう。

母親を何者かに殺されている!?

パンクハザードでは他の子どもたちと馴れあおうとせず、心を閉ざしてしまっていたモモの助。他の子どもたちからの親切もかたくなに拒んでいたし、名前を聞かれても教えていなかった。

でも、パンクハザードから逃げだそうとしている最中に秘密の部屋で出会った女の子には少しだけ心を許した感じが名前を教えていたことからうかがえる。

そこで女の子の話を聞くモモの助なんだけど、微妙に心が動揺しているような様子も感じられる。

尾田栄一郎ONE PIECE 巻六十九 P135

この頃はまだモモの助の姿がシルエットになっているのでこまかい表情とかまではわからないんだけど、女の子の「お父さんやお母さんに1日も早く会いたい」という言葉に対して「!!」と心が動いた様子がうかがえると思う。

これはもしかすると「両親に会いたい」という気持ちに共感したんじゃないかなと。

このとき、モモの助は父親の錦えもんとはぐれてしまっていて、錦えもんと再会したときには「しかし父上… よくここが わかっ…」と言いかけていたことから、錦えもんとはもう会えないと思っていたのかもしれない。

それではモモの助の母親のほうはどうなんだろう…。

もしかするとモモの助は、母親を何者かに殺されてしまってたりするんじゃないかなと。

モモの助はナミとロビンにべったりで、特にナミには甘えきっているように思えるんだけど、それは錦えもんの息子という理由の他に、実は幼くして母親を何者かに殺されてしまったため、母親の愛情をナミとロビンに求めているからだったりするのかもしれない。

母親を海賊に殺された!?

仮に、モモの助が母親を何者かに殺されてしまったという話だとすると、もしかすると海賊に殺されてしまったことも考えられると思う。

——というのも、錦えもんがナミやサンジたちと出会ったとき、ナミたちが海賊であることがわかった途端、声をあげて海賊が嫌いであること言っていた。

尾田栄一郎ONE PIECE 巻六十七 P18

また、この錦えもんの発言に、母親を海賊に殺されて海賊嫌いになったナミが「!?」と反応していることもわかる。

母親を殺されたといえば魚人島のしらほしもそうだったんだけど、しらほしはナミに対してなんだかほっとする感情を抱いていたことを言っていた。

(しらほし)
ナミちん様 初めてお会い致しますのに……!! 何だかほっと致しますね

(ナミ)
そお? 境遇が少し似てるからかな 

ONE PIECE / 尾田栄一郎 巻六十七 P22

自分と似た境遇の人に対してなんだかホッとする。

もしかすると同じことがモモの助の中にも起こっているのかもしれないね。

モモの助の母親は(ドラゴン)に殺された!?

さて、海賊が吐くほどに大嫌いな錦えもんなんだけど、なにやら(ドラゴン)に因縁があるようで、(ドラゴン)に遭遇するたびに意味深なことを言っている。

(錦えもん)
だが待たれよ皆の衆…!! (ドラゴン)と聞けば拙者 黙ってはおれぬ…!! その存在に遺恨あり!! 必ずや拙者の手で!!!

ONE PIECE / 尾田栄一郎 巻六十九 P79

錦えもんと(ドラゴン)の因縁はとても根深そうなんだけど、もしかすると錦えもんは彼の奥さん、つまり、モモの助の母親にあたる人を(ドラゴン)に殺されてしまっているのかもしれない。

さらに推測を重ねると、その(ドラゴン)とは〝悪魔の実〟の能力によるもので、錦えもんが海賊嫌いなことも踏まえると、その能力者が海賊であることも考えられると思う。

——というのも、ただのふつうの(ドラゴン)であれば、錦えもんの力をもってすれば大切な人を守れるような気がするんだよね。

ワノ国には空飛ぶ竜をリューマという侍が斬り落としたという伝説が伝わっているし、錦えもん本人もブルックたちと力を合わせてだけど竜を斬って倒しているので。

ところで、麦わらの一味がドレスローザに向かう途中、「カイドウ」の名前を聞いた錦えもんとモモの助がひどく動揺していた様子があったと思うんだけど、もしかするとそのカイドウこそが、(ドラゴン)の姿をした悪魔の実の能力者ということもありえるのかもしれないね。