現在、ゾロが使っている3本の刀のうち、その1本は〝三代鬼徹〟という名前の「妖刀」。

ゾロが三代鬼徹を買った(←正確には譲ってもらった)武器屋のおっさん曰く、〝鬼徹〟一派の刀を使うとその呪いによって、どんなに名だたる剣豪でも悲運の死を遂げてしまうといわれているとのこと。

名だたる剣豪達が その〝鬼徹〟を腰にしたことで 悲運の死を遂げた 今となっちゃこの世に〝鬼徹〟を使ってる剣士は一人もいねェ たとえ知らずに使った奴でも この世からいなくなるからだ

尾田栄一郎ONE PIECE 巻十一 P138

この先ゾロにも鬼徹の呪いによって悲運の死を遂げてしまう日がきてしまったりするのだろうか。

〝初代鬼徹〟を腰にかけたときに死んでしまうのか!?

ゾロが使っている鬼徹は〝三代鬼徹〟という「業物」だけど、鬼徹一派はその他にも、〝二代鬼徹〟という「大業物」、そして、〝初代鬼徹〟という「最上大業物」が存在することがたしぎの口から明かされている。

さて、現在ゾロが三代鬼徹の他に使っている残り2本の刀は〝和道一文字〟と〝秋水〟で、その位列は2本とも「大業物」。

麦わらの一味はこの先、四皇海賊団との戦いも控えているわけで、ゾロ個人の戦いもこれまでの戦いより、より一層激しくなると思う。

そうやって将来的なことを考えると、「業物」の三代鬼徹で激しい戦いを戦っていくのは少し心もとないような気もする。

なので、「良業物」の〝雪走〟が「大業物」の〝秋水〟に交換されたように、〝三代鬼徹〟もより位列の高い刀に交換されることがあるのかもしれない。

「業物」の三代鬼徹よりも位列の高い刀、たとえば「最上大業物」の初代鬼徹に交換されて、その先に悲運の死が待っていたり……、なんてことがあるんだろうか…。——なんとなくだけど、「位列」が高くなれば呪いも強くなりそうだし。

ただ、2年間の修行で覇気を習得した現在では、刀にも〝覇気〟を纏わせればよしとなっているようで、ゾロはミホークから刃こぼれすら己の恥と思えと教わっていた。

(ミホーク)
〝覇気〟をまとえば同じ刀でも折れる事はなかった 刃毀れすら己の恥と思え 全ての刀剣は〝黒刀〟に成り得る

尾田栄一郎ONE PIECE 巻七十八 P69

このミホークの教えから、たとえ位列の低い刀でもその刀に強い覇気をまとわせることさえできれば激しい戦いにも対応できると考えることができそう。

さらに、ゾロは〝武装色〟が得意な色とのことだから、この先も「業物」の三代鬼徹で刀に強い覇気を纏わせて戦っていくというケースも十二分に考えられると思う。

ゾロの死がルフィの力を覚醒させる!?

バトル系漫画の定番ともいえそうなんだけど、かつてない強敵の前に主人公が窮地に立たされてしまい、主人公の一番の仲間の死によって主人公の力が覚醒して強敵を倒す——、というエピソードはそう珍しくないものだと思う。

たとえば、尾田さんが尊敬している漫画家 鳥山明先生の代表作「ドラゴンボール」においても、そのようなエピソードがあった。

主人公の孫悟空が宇宙最強の敵フリーザの強さの前に絶望的な状況に立たされる中、孫悟空の一番の仲間であるクリリンの死によって悟空は超サイヤ人に覚醒し、フリーザを倒すことに成功した。

この他の漫画でも主人公の一番の仲間の死によって主人公の力が覚醒するという話は決して珍しくなく、「ONE PIECE」でもそのようなエピソードがあっておかしくない気はする。

つまり、ルフィの〝1人目〟の仲間であり、戦闘においてルフィが絶対的な信頼を寄せているゾロの死によってルフィの力が覚醒する——、なんてことがあるのかもしれない。

実際、それに近いことがスリラーバークで起きてるわけで…。

スリラーバークでは王下七武海のモリアを倒した直後に今度はまた王下七武海のバーソロミュー・くまが現れて、くまの襲撃によって麦わらの一味はあわや全滅の危機に陥った。そのとき、ルフィを覚醒させるということではなかったんだけど、ゾロがその身を投げうって一味を救うことになった。

このスリラーバークでの一件ではなんとか命があったゾロだったけど、この先また一味が窮地に立たされてしまうようなことが起こったとき、今度は本当にゾロの命が犠牲になるのかもしれない…。

ゾロの最期はやっぱり「迷子」で生死不明!?

少し不吉な話が続いてしまったけれど、ゾロの2年間のパワーアップはすさまじくて、今のところゾロが戦いの中で死んでしまうのは想像つきがたいところがあると思う。

ゾロの夢は世界一の剣豪になることで、ルフィからも海賊王の仲間なら それくらいなって貰わないと おれが困る!!!(第6話)と言われたことで、その野望を共有している。

ゾロが世界一の剣豪になることはゾロ自身の野望であり、信頼するルフィの望みでもある、そして、親友くいなとの約束でもあるわけで、その野望を遂げないままに死んでしまうのはあまりに残酷すぎるように思う…。

なので、ただの個人的な願望も含めてなんだけど、ゾロは世界一の大剣豪にきっとなるんじゃないかなと思う。

また、名だたる剣豪達が その〝鬼徹〟を腰にしたことで悲運の死を遂げた(第97話)とのことなんだけど、〝悲運の死〟といえば、くいなの〝死〟も階段から落ちて死んでしまうという、まさに〝悲運の死〟だったように思う。

毒とカミソリが入った弁当をバリバリ食べても死ななかったゾロなので、まさか階段から落ちて死んでしまうようなことはないと思うけど、少しまぬけな感じで死んでしまうのもありえるような気がする。

ゾロといえば強くてかっこいいイメージが先行すると思うけど、その強さ・かっこよさの一方で、とてもまぬけな一面も持ち合わせている。ルフィとは強さ・かっこよさだけじゃなくてまぬけっぷりまでもいいコンビになっているのがゾロというキャラクターだと思う。

そんなゾロのまぬけっぷりといえば主に「迷子」なんだけど、ルフィとゾロの迷子率は常にハンパなく高い。

たとえば空島では、ルフィはいつの間にか大蛇(ウワバミ)の胃の中に迷いこみ、ゾロはふり出しの生け贄の祭壇に戻ってしまうようなことがあった。

また、ウォーターセブンでも、ルッチに吹き飛ばされたルフィとゾロのふたりは、ルフィは建物に挟まって、ゾロは煙突にささって抜けられなくなっていた。

もしかするとこのような感じで、物語のエピローグでゾロはいつものように迷子になってしまって、一味からゾロがいなくなってしまったまま物語が終わるという風に、「生死不明」とされることもなんとなくありえそう。

たとえば、テレビアニメ「ONE PIECE」のスペシャル作品「ONE PIECE エピソード オブ ルフィ 〜ハンドアイランドの冒険〜」では、物語の途中でゾロは迷子になって仲間たちとはぐれてしまい、そのまま仲間たちに島に置き去りにされてしまうような形で終わったわけだけど、それと似たような感じで、原作でもゾロが迷子になって行方不明になってしまったまま、その後どうなったのかわからないといった含みを持たせた最終回になったりするのかもしれない…。