「ONE PIECE」は海賊もののまんがであるにも関わらず、海賊のトレードマークともいえる〝眼帯〟をしている海賊がいまだ作品の中に登場していない。これは作者 尾田さんの裏ポリシーであることがわかっている。

ONE PIECEには実は今まで、本編において、たった1人も眼帯の海賊が登場していないんです!! …うん、どうでもいいでしょうが。実はこれが僕のささやかな裏ポリシーです。 …「何も! 海賊がみんな眼帯してるわけじゃないんだぞ!! 別に!! 眼帯使わなくても海賊は描けるんだぞ!!」こんな気持ちで、見た目なんでもないただの少年の海洋冒険は始まりました。つまり、みんなの頭に固まった海賊のイメージがあるのなら、僕は、少年がそこへ行きつくプロセスを描いてやろうと思ったわけです。とはいえ、別に僕が眼帯ギライというわけじゃないので、ONE PIECEという大きな物語の終盤、一度だけ、まさに〝眼帯の海賊〟が登場します。はやくそいつを描きたくてウズウズしてます。

ワンパラ Vol.5より

尾田さんが言っておられるように、一般的に、海賊といえば眼帯をしている人物を思い浮かべることが多いと思う。一方、「ONE PIECE」では〝海賊が眼帯をするまでのプロセス〟を描きたいと尾田さんは語っている。

これはつまりそのまま素直に考えて、〝ルフィという少年が眼帯をするまでのプロセス〟を描きたいという意味にとっていいように思う。

眼帯の海賊になった大人ルフィが最後に登場する!?

尾田さんは物語の終盤に一度だけ眼帯の海賊を登場させると公言している。

ところで、「ONE PIECE」の原点となった作品「ROMANCE DAWN-ロマンスドーン-」では、最後、時が経って大人になったルフィが1コマだけ登場している。

尾田栄一郎 ROMANCE DAWNより

この〝大人ルフィ〟について、「ONE PIECE RED GRAND CHARACTERS」で尾田さんがこのように語っている。

さて、最後のページに出てきました「大人ルフィ」。ONE PIECEのルフィは果たして、その境地にたどり着けるのか、否か。その答えはまだ、僕にもわかりません。冒険はまだ続きます。

ONE PIECE RED GRAND CHARACTERS P260より

ここでは、大人ルフィが登場するかどうかはまだわからないと尾田さんは言っているけど、きっとのことで登場させるような気がしている。しかも〝眼帯の海賊〟として…。

どのようにして片目を失ってしまうのか

さて、この先、ルフィに片目を失ってしまうようなエピソードが待ち受けているとしたら、それはどのようなエピソードになるのだろうか。

ルフィは〝黒ひげ〟との戦いで片目を失うのか!?

もし、ルフィが激しい戦いの中で片目をやられてしまうことになるとすれば、その戦いの相手はやはり、麦わらの一味のラスボス候補として有力な〝黒ひげ〟になるんだろうか。

黒ひげといえば、シャンクスの左目の傷をつけた張本人でもある。

白ひげが赤犬の攻撃をくらって頭部を半分失ってしまったように、壮絶な戦いの中で敵の攻撃を目にくらってしまうようなエピソードも考えられそう。

ある油断から片目を失うことになる!?

ルフィの命の恩人であるシャンクスは、自身の左腕を犠牲にしてルフィの命を救っている。

もしかすると、そんなシャンクスと同じように、ルフィも誰かを守ろうとして自分の片目を犠牲にしてしまうのかもしれない。

左手を失くしたシャンクスのエピソードなんだけど、最初は山賊との些細なケンカから始まって、最終的に左腕を失くしてしまうことにまでなってしまった。

この件でシャンクスの落ち度をひとつ挙げるとすれば、山賊を追いこんだ後、油断して山賊にルフィを連れ去られてしまったことだと思う。副船長たったひとりで山賊たちをあっという間に叩きのめしたにも関わらず、煙幕というあまりに些細な方法でルフィをさらわれてしまった。

このシャンクスの件を踏まえると、ルフィもある油断から片目を失ってしまうような致命傷を負うことになるケースも考えられそう。

たとえば、ドレスローザでは、ドフラミンゴのいる王宮を目指すルフィはウーシーの背中に乗って王宮へと向かっていたけど、その途中、ファンク兄弟の嘘にいとも簡単に騙されてしまい、そこで突如現れたドフラミンゴにあわやというところまで追いつめられていた。

ファンク兄弟に騙され、そして、ウーシーを守ろうとして窮地に立たされたルフィ。そんなルフィに対してドフラミンゴはその〝危機感のなさ〟を指摘していた。

ここで起きたルフィの危機的状況は、シャンクスが左腕を失ってしまったときの流れによく似ているように思う。どちらも、いとも簡単な罠にかかり、そして、誰かを守ろうとした結果のピンチになっている。

こうしたことから、この先いつか、ルフィがいとも簡単に敵の罠にかかってしまい、そこで誰かを守ろうとした結果片目を失ってしまうというようなエピソードが起きるのかもしれない。