〝空白の100年〟とは、約900年前からの100年間、その当時のことが誰にもまったくわからない、100年間の歴史がぽっかり空いてしまった期間のこと。

この〝空白の100年〟について調べることは、どういうわけか世界政府によって禁じられてしまっている。

いったい、〝空白の100年〟の間に、世界ではなにが起こったのだろうか。

歴史を知る手がかりは〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟に書かれているらしい

〝空白の100年〟に起こった歴史を知る手がかりは、〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟と呼ばれる石に書かれているらしい。

(ロビン)
歴史の本文(ポーネグリフ)〟を研究すれば 空白の100年に何が起こったかわかるんでしょ!?

(クローバー博士)
ぬおーーーーっ!! お前っ!! ………… なぜ そんな事まで!!

ONE PIECE / 尾田栄一郎 巻四十一 P70

歴史の本文(ポーネグリフ)とは、古代の文字が刻みこまれたとても硬い石であり、爆破しようが何しようが傷ひとつつかない石である。

また、歴史の本文(ポーネグリフ)に刻まれた古代文字は解読がむずかしく、現在それを解読できるのは世界中でただひとりロビンだけとなってしまっている。

現代における世界政府がある巨大な王国を滅ぼした

22年前、世界政府の手によって滅ぼされてしまったロビンの故郷 オハラの学者たちは古代文字の解読にまでこぎついていた。

オハラ図書館館長のクローバー博士は〝空白の100年〟について、ある仮説を打ち立て、その内容を五老星に報告している。

(クローバー博士)
過去の人々がなぜ わざわざ硬石のテキストを使い それを未来へ伝えようとしたのか… 砕けぬ石に歴史を刻んで世界中にバラまいた… ただ紙や本に書き残しても そのメッセージは根絶やしにされると考えたからではないか!? ——つまり これを残した者達には明らかに〝敵〟がいたという証拠じゃ!!

その者達が何らかの〝敵〟に敗れ 滅亡したと仮定するならば 〝敵〟はその後の歴史に生き残っておるはずじゃ 奇遇な事に… 〝空白の100年〟が明けた今から800年前 その時ちょうど誕生したのが「世界政府」

〝滅びた者達〟の〝敵〟が もし現在の「世界政府」ならば 〝空白の100年〟とは 「世界政府」の手によってもみ消された不都合な歴史とも考えられる…!!!

——遥か昔の文献と 発見したいくつかの〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を読み解く事で 我々はやがて一つの国の存在に気づいた…… 今はもう跡形もないが 文献の上に浮かび上がったのは ある巨大な王国の姿……!!

かつては巨大な力を誇った様だが その国の情報は執拗なまでにかき消されておる おそらく後に「世界政府」と名乗る連合国の前に 敗北を悟った彼らは その思想を未来へ託そうと全ての真実を石に刻んだのじゃ それこそが現代に残る〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟………!!!

ONE PIECE / 尾田栄一郎 巻四十一 P132〜134

長くなってしまったのでまとめると、

  • 空白の100年が開ける以前、ある巨大な王国が栄えていたが、後に世界政府と名乗る連合軍に滅ぼされてしまった。
  • 後に世界政府と名乗る連合軍は、滅ぼした王国の情報をすべてもみ消した。

——といった感じの内容になると思う。

つまり、空白の100年の間に、今の世界政府がある巨大な王国を滅ぼしたというできごとがあったと考えられる。

このクローバー博士の仮説を聞いた五老星からは少し取り乱した様子がうかがえるし、「オハラは知りすぎた」というセリフも言っていることから、クローバー博士の仮説は核心をついたものだったこともうかがえる。

ある巨大な王国とは?

クローバー博士の仮説の中に出てきた「ある巨大な王国」。

この王国の末裔がルフィをはじめとする〝D〟を名に持つ者たちなんじゃと考える人は多いと思う。

実際問題、コラさんがローに、「ある土地では〝D〟は神の天敵といわれている」ということを教えていたと思うんだけど——。

(コラさん)
ある土地では〝Dの一族〟をこう呼ぶ者達もいる…!! 〝神の天敵〟

ONE PIECE / 尾田栄一郎 巻七十七 P16

コラさんは上のように言ったあと、〝神〟を仮に〝天竜人〟とするならば——と話を続けている。

天竜人とは世界政府を創った20人の王たちの末裔なわけだから、つまりは、800年前にある巨大な王国を滅ぼした者たちの末裔ということになる。

その天竜人の敵が〝D〟というのであれば、やっぱり「後に世界政府と名乗る連合軍が滅ぼした王国が〝D〟を名に持つ者たちの国」と考えても特におかしくないことだと思う。